プラスチック焼結多孔質体について

原料のみで結合され、溶質物がなく耐薬品性に優れています。
気孔径は材料の粒度を変える事によって、調整できます。
価格が安く、小ロットで製作できます。
形状は、自由自在で製作できます。

用途

  • 散気管
  • 散気板
  • 流動板
  • 各種濾過フィルター
  • 蒸散棒
  • 吸水材
  • 消音材・サイレンサー
  • 医療機器用フィルター
  • 音響用フィルター
  • 焼結多孔質体シート
  • 焼結多孔質体筒
  • 焼結多孔質体濾過材
  • 球状フィルター
  • バッテリー用防爆フィルター
  • カラム用フィルター
  • 食品用プレフィルター
  • 農薬検査機器用フィルター
  • 水質検査機器用フィルター
  • 血液検査機器用球状フィルター
  • 超高密度ポリエチレンシート・パイプ
  • ポリプロピレンシート・パイプ
  • 粉体塗装機械用多孔質流動版
  • カラムクロマトグラフィー用フィルター
  • 浄水器用プレフィルター

品種と性状表

品番 材質 平均気孔径 気孔率 耐熱
温度
耐薬品性
    (μ m) (%) (℃) アル
カリ
有機
溶剤
油類
LDPE 低密度PE 30・50・70・100 35〜40 70
HDPE 高密度PE 10・20・30・50 35〜40 100
G 超高密度PE 5・10・15・20・30・50 38〜40 110
PP ポリプロピレン 30・50・100・200
600
35〜40 110
EVA エチレン酢酸ビニル 30・50・70 38〜43 50
MMA メチルメタアクリレート 30・50・70・100 33〜36 80 ×
PS ポリスチレン 100・200 33〜36 80 ×
F フッ素樹脂 5・10・30・50・100 30〜40 260

◎:全くあるいはほとんど影響がない。
○:若干の影響はあるが条件により十分使用に耐える。
△:なるべく使用しないほうが良い。
×:大きく影響があるため、使用に適さない。
-:データなし